絵の管理人、徒然コラム#34     

絵の広場・管理人徒然コラム


第34 回 2005,1,20 素晴らしき人。
素晴らしき人

 昨今の連続する自然大災害を目の当たりにし且つ、1月17日の神戸淡路大震災10年を迎えて、各報道機関による諸論調が画一化してきた事を感じるのは私だけでしょうか。
これら災害報道、政治、経済論調を画一的、魔女狩り的な感じとして捕らえ危険性を感じる理由に、最近の小泉等世襲甘ちゃん議員達の日本国民軽視発言、メディアこぞっての同一視点からの記事掲載に感覚的危険性を持つからです。

 景気が悪いと保守化傾向になるのは、消費に限らず昔から言われている事であり、経済原則としては当然と思うのですが、NHKの権力へのごますり、公金横領を含め、メディアのお粗末さを肌感覚で感じ取っているからです。
景気云々も政府発表指数、メディア追随発表指数とは随分異なると思いますが、ミクロ経済で揚げ足取りしても致し方なく、マクロ経済として、現在に生きる資本主義についてあるいは、報道機関、政治家から流される民主々義という言葉の響きに大いに疑問と不信を持っております。

マクロ経済いわば経済法則ですが、今日ある状況を数値挙げて法則論まで確立した学者さへいませんから、私がデタラメを書いたとしても議論の対象にはなる面白い分野です。・・・
経済学者をバカにするのはともかく、今日の経済はかっての冷戦時と異なり、アメリカ資本主義の独壇場?と相成っています。さて、この事は人類にとってどう云う意味合いを持つでしょう。「資本主義は正義か」との疑問に突き当たります。
まず、経済の大原則はマルクスによる理論通りですが、その実態活動はさてさて本当でしょうか?表・裏が限りなく有るように感じ取っています。
もっとも、こんな事考えても現実社会では意味さえ無いでしょうか?皆さんはどの様に感じられるでしょう。あるいは考えた事も無い。・・でしょうか?

 然しながら、実に「素晴らしい人」は・・私の場合、目の前にいました。
その人の名を《小長谷さん。》と言います。
ここで言う素晴らしい人とは、面倒見が良く害にならない人。極地で営々と生きる人。人間として伝統を守る人。発明でノーベル賞等を受賞する人。勇気を持って救助に当たる人。等々通念をもって指す人々では有りません。
一つの事に打ち込んで、のめり込みすぎて仕事、遊びの区別もなく馬車馬の如く前だけを見つめてきた人。大いに遊ぶが端から見ると達観の域に達した人。勿論人からは、良くも悪くも言われる人を指します。
約40年近く同じ土地で空気を吸い、挨拶をも交わしていた人ですが、「人を認める」と言う感覚は長き時間を経て自らの中にだけ芽生えるものなのですね。
と言う事で、小長谷さんに対して私が感じ持つ尊敬。とは少し異なる「凄い人」の感覚が「素晴らしい人」のささやかな意味合いです。

では、小長谷さんはどういう人か?
清水に住み、「5Spot 」 なる店を経営するジャズプロモーターです。ジャズ界でこの人を知らなければモグリと言われる人で、静岡にジャズを根付かせた立て役者です。然し詳細を記す事は、彼を忙しさに追い込むかも知れませんし、私は嫌われでもされたらたまりませんから書きませんが、その素晴らしさは、ジャズの事は勿論ですが小長谷さんの人を見る眼。なんです。
そろそろ壮年の上層に位置するお年となられていますが、なんの何の私よりズーッと若さがプンプン匂う人です。

 最近。小長谷さんから本を渡され、それからのめり込んで読み、ショックを通り越した電気を感じました。
〈広瀬 隆〉という恐ろしく度胸のある天才ライターの本。本。本です。
小長谷さんは「眼から鱗が落ちた」と表現しましたが、まさにその言葉に偽りのない素晴らしい本を紹介して貰いました。
私が感じていた現代の閉塞感・・〈資本主義の原則。今日云われる民主々義と云われるお題目の偽り。〉・・これらがものの見事に見えてきました。
〈広瀬 隆〉氏は別に原則理論を書いている訳ではありません。彼の足で実体資料を集め、優れた英語力でメディアを看破し、尚かつ、理路整然と嘘・恫喝を見破り、時間の経過を経て予測が結論として正しかった事実を証明しています。小長谷さんの言葉では、推理小説はもう読めない。です。

 実体社会がいかに言葉でごまかされているか・・
人間がいかに思想操作をされ殺し合いに向かうか・・考えさせられます。
彼の書く文章は理論、主義主張ではありません。評論でもないのです。世界経済をアメリカが如何に牛耳り、更にその傲慢さがアメリカに跳ね返る実際の社会構成を検証しているだけです。

皆さんに是非読んで頂きたいと思いますが、このライターは、私と紛れもなく同世代なんです。この取り組む姿勢は、最初の5ページを読むだけで理解出来、頭が自然と下がる思いが湧き出る文章、資料なのです。
今まで知る経済評論家、政治評論家とか文化評論家共は小判鮫の類である。糞バカ野郎共と思っていましたから、同世代の男がメディアに顔出しする事もなく、驚く量のテーマをこなし、それ等が一連の名著であり、資料性の最も高いと思われる本を発行し続けているバイタリティー。いかに凄い事か、勇気のいる事か(当然、命は狙われているでしょう)・・感動しています。

紹介された本を読んで感動し、著者と紹介者を単純に「素晴らしい人」と言う私を?バカカオマエハ?・・と言う人いるでしょう。
この広瀬 隆なる人の著作を紹介しておきますから騙されたと思ってお読み下さい。その後に、私に「バカカオマエハ」と仰ってくだされば良いのです。
達観の域に達しようとする人が、その眼で、ご自身より若いライターを褒めちぎり後輩に紹介する。
この紹介してくれた人を、「素晴らしい人」と思える私自身・・皆さんにもこの気持ちをお裾分けしたいのです。
一般通念だけで物言うことなく、個人感覚として言い・騒ぐ。これは幸せです。
(糞バカ政治家共、役人共、サラリーマン社長共・・オマエラ絶対に読め!)

 アメリカは尻拭きに日本を使う。今回の津波災害、それは言葉に表せません。が、大変・大変と騒ぐのは誰ですか?現地が大変だから金を出す日本政府。
アメリカはいくら出した?中国は?
インドネシア政府は内情から、援助国の好意を3ヶ月と区切る発言をした。インドに至っては援助拒否。中国は日本の援助金を流用。何かおかしいと思いませんか。裏には絶対何かが動いている。

 神戸の被害者にはまだサポートが必要。新潟の皆さんにも援助を。と騒ぐくせに、メディア報道、テレビ画面には「津波災害義援金はこちらから」とだけしか1月20日現在掲載しない。おかしいだろう?売名行為だけだ。
援助金を何故・同胞へ向けないのだ。格好ばかりつけてもアジアからは嫌われる。・・・アメリカの為の行動と見破られているからだ。
こんな本当の事実を検証し、我々に証明して呉れているのが《広瀬 隆氏》。

「素晴らしき人。」は身近にいるのです。長い付き合いをもう一度振り返って素直な気持ちで意見を聞くのは気持ちの良いものです。
どなたにもいるはず、特に、一途に人生を送ってきた人からは学ぶ事が多いのです。縁側の爺様の言葉・・とはちと訳が違う。
毒も華も含んだ生々しい先輩の一徹さと眼力。これからの世の中を考える上で貴重です。再び皆様、広瀬 隆をお読み下さい。

特に下記のような気持ちの方々。・・是非是非。
* 資本主義・民主々義の区別がはっきり理解できない。
* 民主々義は万民に平等であるか。
* 「他国の民主化が米国の民主々義を守る」という傲慢ブッシュの米国に、はたして米国人以外が考える民主々義があるのか。
* 金は高いところへ流れる。これは事実であるがケインズの投資理論だけで本当に理解出来得るものか。
* 日常経済と異なり、主義を云う以上、誰がこのシステムを動かすのだろう。
* いや、動かす人間がいる筈だ。それは市場と云われるサービス部門を食い物にし、私腹を肥やす連中ではないのか。
* 資本主義と呼ばれるシステムは時に民主々義と呼ばれるものの、本性を示すものはどこにある。単に冷戦時代の名残か?
* ロシアでさえ調印した京都議定書であるが、アメリカは反対ばかりか国際連合(直訳では戦勝国)をも相手にしない。
* 日本が、イラク人のテロでやられましたか?ニューヨークで被害にあった人達は全てアメリカ人でしたか?・・いや、80数カ国の人々です。
* テロ・テロ撲滅と叫び、小泉内閣・日本国会議員共も恥も外聞もなく叫ぶのは?・・情報操作そのもの乗せられた売国行為ではないのか?
* アフガン・イラク戦争に無理矢理、嘘百を並べて突入したのは?
* 傲慢ブッシュ及びその周辺にそそのかされた日本国会議員共が進める憲法改正がアジアから反発を喰らうのでは?


以上のような部分に検証を込めて答えてくれているのが、広瀬 隆 氏の著作本・本・本・本なのです。
広瀬 隆氏は実に調べている。反論をするならば、彼の集めた膨大な資料をひっくり返さないといけません。インターネットで彼の本に登場する人物を私なりに何人か追っかけました。
(クリントン・ブッシュ政権主要閣僚数人ですが)・・字引片手に。
数人の人物だけでしたが、経歴に間違いはありませんでした。

彼を率直に紹介して呉れた達人でニューヨーク生活も長い小長谷氏も又最高に「素晴らしい人」です。これからは暫く、自分の考え、経験をも踏まえて読書と云う社会見学・近世歴史勉強が出来そうです。引いては若い連中への伝達が可能になりそうです。そして小長谷さんに近づくべく、毒を持ち、華を求めながら、遊びと仕事を区別せず浮遊したいと思い始めています。


参考;《広瀬 隆氏 最新作集》

*地球のゆくえ (1994年)
*アメリカの経済支配者達他三部作 (2003年)
*一本の鎖   (2004年)
*日本のゆくえ・アジアのゆくえ (2004年)

他、多数発刊済みですがNetではなく、本屋さんにてご自身でお調べ下さい。
・ ・小長谷さんよりの「本の買い方、調べ方」・・足を運べ!の意です。

今回はコラムと云うより最近抱く気持ちを書いてみました。
日々事件が起き、しかも後世にとって重要な事柄が目の前を通り過ぎています。
余りの早さで考えをまとめる時間さえ持てませんが、今までの検証された事実を知る事が時代を早く読む事に直結すると考えまして久し振りの登場となりました。
私は70年安保世代です。が小長谷さんを知る事で60年安保世代の意見と記憶は今後に重要な比率を占めていくと思いました。「毒と華を持った」と表現しましたが、こういう方の考え、思想を積極的に吸収していきたいと考えています。皆様の側にそのような方がいらっしゃいましたらご紹介願います。
私自身、根底では、《今日が一番危険な状態》との意識を抱えています。







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